代表的な防錆めっきとして広範囲な分野で活用されています。
亜鉛は鉄よりも電気化学的に卑な金属であるため、腐食環境下では陽極となり、
犠牲的に腐食するので鉄は保護されることになります。
通常、クロメート処理を施したものが利用されています。
『弊社のクロメート種類』
三価クロメート
ユニクロ
三価黒クロメート
電解液の中に品物を入れ、電気を流すことにより表面に酸化膜を発生させ、
様々な色を作り出す事が出来ます。
色の再現性が難しい大気酸化法とは違い電気をコントロールする事により精密な色の再現が可能です。
また陽極酸化法では色を重ね合わせる事によって大気酸化法では難しいグラデーションを作り出すことが出来ます。
電解発色法で作り出す様々な色【酸化膜】には、アナターゼ型の皮膜は形成されます。
花粉・ホルムアルデホド・Nox【窒素酸化物】・Sox【硫酸化物】・ダイオキシン等を酸化し分解する可能性があります。
使用用途として、花粉対策溶剤・ホルムアルデヒド対策溶剤・アトピー対策入浴剤【臨床効果有】などに用いられ、
脱臭・殺菌・抗菌・防汚・有害物質の除去などの効果があります。
※大気酸化法【ルチル型】とは
バーナー等で炙って色を付けたり大気中でチタンを加熱し、酸化被膜を成長させる方法です。
発色数が少なく温度管理などによる再現性が困難です。
弊社では、グラデーションの色合いの指定、文字やデザインをフラット面に「切り取り」や「残す」事も可能です。
陽極酸化に対しての発色の注意点
※弊社では各種酸化皮膜に対して処理液を開発し使い分けていますが、一部素材によっては高い電圧の色を綺麗に出せない場合があります。
Gradation Color sample
当社では、無害かつ人体に影響を及ばさないステンレス・ブラック加工を行っております。
有害な六価クロム等を使用せず環境・安全への配慮を第一に考えた技術です。
特性と致しましては耐熱性に長けており約500度まで耐えることを可能としています。
さらに耐蝕性にすぐれ、防錆力は飛躍的にアップします。
ステンレスの表面自体を黒く酸化させるため塗装やメッキのように時間が経過してから剥がれる心配はなくブラックにすることが可能となります。
もちろんのことブラック加工による寸法、肉厚は変化しません。
安全につきましては口に含んでも無害かつ毒性がないのも特性の一つであります。
以上のことにより今までにない新しい技術で生まれたブラック加工となります。
最後にフッ素コーティングをすることにより品物の撥水向上と汚れを防ぎ、その上指紋やほこりの付着を防ぐ働きがあります。
注意点
海外材及び一部ステンレスメーカーの材料を使用すると色のバラツキが出る可能性が有るので処理をする前にご相談をしてください。
黒処理についての質問・回答
【黒処理の膜厚】
Q1. A1. |
酸化膜は? 1~3ミクロン程度 |
---|---|
Q2. A2. |
黒クロームとの違いは? 上記の通り当社の黒処理にて得られる皮膜はステンレス上の酸化皮膜となります。 特長として密着性・均一性の良い皮膜がえられ、耐食性・耐熱性が優れています。 黒クロームとの大きな違いとしましては、処理品はもとより処理過程においてもROHSやREACH規制に該当する物質を使用しませんので、環境面に優しい処理でもあります。 (六価クロムは2007 年7 月以降は,EU のELV 指令(自動車廃車指令)にて自動車部品への使用が禁止されています。) |
Q3. A3. |
処理後のフッ素コーティングは? フッ素コーティング膜厚 約10ナノ |
Q4. A4. |
各試験内容は? 資料がございますので、ご相談していただければ回答を致します。 |
サンプル
【精密特殊酸洗】
Ti及びTi合金の結晶に対して粗さを出さずに均一に酸化膜を取る事ができ
水素吸引をせずに処理を行う事ができこの処理は板厚を調整したり
Ti表面をフレッシュにして切削やプレス等をしやすく出来る効果がある。
【通常酸洗】
バリ取りや酸化膜を取る特殊酸洗と違いTi結晶面は粗い。